心理学はパンデミックで大変だあ ~リモートワークの心理学~
2021年4月22日
執筆:役員室 山口 卓
在宅勤務中、こんなことありませんか?
皆さん「リベンジ夜更かし」ってご存知? 「えっ、知らない?」 えらい物騒な言葉ですが、今回は新型コロナ禍で増殖中のこのこわーいお話です。
あなたも経験有りませんか?在宅勤務中のある日の光景。「さあ仕事だ、資料作成だ」と自宅でパソコンを立ち上げた途端、何故か今まで放っておいた書類が気になり整理を始める。こんな時に限って引き出しの中まで整理してしまったら、「昨日のコロナは何人だろう?」とスマホを手に取ってしまう。ふと気づくと「あぁ大変!もう1時間も経っている」なんて・・。
「そうなんだよねぇ」とお悩みのあなたへ。実はこのような現象は、リモートワーク拡大と共に世界中で増加中なんだそうです。でもこれって気を付けないと、自分の仕事にツケを回してるって事ですよねえ。
新型コロナによるパンデミックの人類へのとんだ贈りものです。
その先延ばし、理由があるんです!
自分の意志の弱さを責めるあなた。でも行動心理学的には決してあなたの時間管理のルーズさだけが原因じゃないんです。在宅勤務での仕事先延ばしのメカニズムは、
『面倒な仕事を始める→脳がストレスを感じる→ストレスからの「自己防衛反応」が働く→(誰も見てない)→ストレスへの腹いせ(リベンジ)にちょっとスマホ・・・』
と、ある意味面倒な仕事に対する「風が吹けば桶屋が儲かる」方程式なんですね。つまり、脳があなたの気が付かないうちに仕事へのレジスタンスをやってるんです。しかも周りの人が見てくれて(?)いない・・。
「在宅や Zoom Teams SNS」
厄介な仕事を先延ばしにしてスマホを見たり、翌朝大事な仕事が有るのにSNSでだらだらと寝るのを先延ばししてしまう・・。こんなあなたの真夜中のLINEの正体が、実は仕事に対する「リベンジ夜更かし」だなんて・・。
「ウーンそんなこと言われてもLINE気になるし・・」。
ちなみに、SNS依存症は、世界各国で蔓延しており、その対策研究が進められていますので少しご安心(?)を。
そんな状況下ですが、最後にこのコロナ禍での一句。
「在宅や Zoom Teams SNS」。
その結果、「今晩も リベンジ夜更かし LINEかな」なんて、おあとがよろしいよう・・な訳ないですねえ。
皆さん、SNSも夜更かしもほどほどに。
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