ちょっと楽しくお酒の話
~お酒のトリセツこれ如何に~

執筆:役員室 山口 卓

おめでたい事には酒が飲めるぞ~♪

「一月は正月で酒が飲めるぞ~♪♪。さあ飲もう!」なんて、
お酒大好きなあなたは調子よく元旦の朝から飲んでますが・・。
まるで「正月は酒を飲む為に巡って来るのだから飲まないといけないのだ!」状態。
酒を飲むのにイチイチ大義名分が要るのかな?普段からしょっちゅう飲んでいるくせに(笑)。

さて、今年も「初春や めでたき日の出 祝い酒」と、ばかりに初日の出を拝んだら
早々に一杯の方がいらっしゃったでしょうね。
我が国だけではなく、新年を祝うと言えばお酒で乾杯。正月に限らないのですが、
何故だか祝い事はお酒を飲んで祝うという事になっていますねぇ。
なかには「今日は一郎の小学校入学式だ。目出度いからさあ飲むぞ!」
なんて誰を祝っているのかよく分からないのも有りますが(笑)

お酒は「いのちの水」?「豊かな人生」?それとも・・

さて、このお酒と言うやつは付き合い方が実に難しい。
「禁酒して 見れば興(きょう)無し 雪月花」
などと言う江戸時代の一句が有りまして、酒で失敗を仕出かして「禁酒だ!もう飲まないぞ!」
と誓ったは良いが、お酒無しでは花鳥風月、風流を愛でるのもなんとなく物足らない。
飲む人にとっては風流もお酒のお供なんですね。
ついでに言えば、お花見なんかは「春来たり 酒屋のために 桜咲く」となる次第。
どうにも酒飲みのモノの見方っていうやつは、「万物の中心それ酒なり」ですな(笑)。

お酒は「いのちの水」と言われ、人を元気づけたりしますが、
逆に飲むと正気を失う「魔導の水」ともなります。
また、「お酒を飲んで豊かな人生」とも詠われるその一方では、酒で身を滅ぼした人は数知れずです。
お酒は道楽で身を滅ぼす三拍子「飲む、打つ、買う」のトップバッターに位置付けられ、
酒飲みは白い眼で見られがち。
日本政府、国税庁にとっては、ここのところ減収気味の酒税納入に対する
実に有難い優良お客様なのですがねぇ。
一方で、お医者様に言わせれば飲酒は「肝臓の天敵」となりますし・・。
いやはや酒と言うのは本当にトリセツ作りのやっかいな飲み物ですね。

日本の神様はお米のお酒が大好きだとか

取扱い厄介な為なのでしょうか、世界レベルで見てもお酒には戒めの言葉(格言)が沢山あります。
「酔って狂乱、醒めて後悔」(ドイツの諺)
「他人の健康を祈って乾杯し、自分の健康を損ねる」(ジェローム:19世紀フランスの画家)
更に言えば、「フトコロが痛いのは最初の一杯だけである」なんてのも有りまして、
飲むにつれてだんだん気が大きくなって行く事を皮肉っています。
う~んさすがに西洋はビール、ワイン、ウイスキーの国。酒の真理を突いていますねえ(感心です)。
翻って日本では、「神に下戸(げこ)無し 仏には上戸(じょうこ)無し」と言った江戸時代の句が有ります。
普段気付かないですが、神棚にお酒を供えるのは、
日本の神様はお米からできているお酒が大好きだからだそうです。 それに対してインド生まれの仏さまは、お酒よりも、お香がお好み。ですから仏壇には線香を供えるのだとか。昔の人は良く調べています。
まぁそれに加えて、仏さまになられたら、いくら生前が酒好きでも飲めないですものね(笑)。
と言った次第で、日本人の飲むお酒は、神様の優しい心遣いに護られているようです(拝)。

最後に、皆さんで乾杯!

さて今回のお酒の話はこれぐらいにしておきましょう。お酒は楽しくほどほどにが肝心。
「今年も楽しく飲めますように」と神様にお願いをと言う事で締めたいと思います。
それでは皆様ご唱和を。
「今年も楽しく一年を過ごせますように!」(乾杯!)。

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