AIがノーベル賞を受賞です

執筆:役員室 山口 卓

急成長するAI

「AIがあなたのご希望のお住まいを探します」。「あなたの将来のパートナー探しもAIにお任せ下さい」。「将棋の優劣をAIが診断しましょう。対局者の一手ごとの勝利確率を%表示します」。更には「投資でAIと心中して儲けましょう・・」なんて。19世紀の産業革命に匹敵すると言われているAIが、今や身の回りのあらゆる分野に適用されている。その内、お笑いのビッグデータを分析した新しいお笑いネタでテレビに登場し、お笑い界のニュースター誕生になるかも知れない。もっと言えば、ディープラーニングで当選番号・売り場を分析して、AIが年末ジャンボ宝くじ1等の常連になったりするかも・・(これ、私はすぐに欲しい)。
ほんの数年前までは、「人工知能」と呼ばれ、まだまだ人間には及ばない、なんて言われてたのに「AI」と呼び名が変わったら、何だか人間よりも偉い存在に感じてしまう。人間界では「天才」と呼ばれるチェス、囲碁の世界チャンピオン、更には日本の将棋の名人を対局で次々撃破しAIの実力を誇示している。ICTの進歩をバネにしたAIのものすごい成長力に驚きの今日この頃です。

ところで、AIの成長力って何だろう?AIの専門家は「シンギュラリティー」なんて難しい言葉で「AIが人間の知能を追い越す日が2045年頃にやって来る。」なんて言ってますが。もちろんこのコラムはそんな崇高な学術的観点でAIを論じたりしない。AIの気持ちに寄り添ってAIに共感し、AIの成長をユーモアで考えて行きたい。

AIとマズローの5段階欲求説は・・・

「人間の成長」の研究では、アメリカの心理学者マズローの5段階欲求説が有名。彼は「人間に5段階の欲求が有り、低次の欲求が満たされるごとに次の欲求に向かって行く」と唱えた。これはビジネスマンならご承知の方多いかと思うが、筆者は、この説を成長著しいAIに当てはめるとどうなんだろう、と大胆にも思考してみた。多分誰もこんなの考えたこと無いだろうし、筆者のお笑い独断で、と言う事をお断りしておく。

それでは早速マズローの5段階欲求説にAIの目覚ましい成長を当てはめてみると・・。

第1段階:生理的欲求
無停電で良質な電気、潤沢な通信回線、高性能なCPU・サーバーが近年とみに充実。AIとしての衣食住確保は、まずはOK。(第2段階へ)
第2段階:安全の欲求
最高レベルのセキュリティー、堅牢なデータセンターで、AI最大脅威のシステムダウン回避対策充実。ただサイバーテロに要警戒(安全は全てに優先する)
第3段階:社会的欲求
ユーザーフレンドリーなAIに。AIはどこでも使われ引く手あまた。
(第3段階の欲求まで満たしつつある。次なる欲求は何だろう?「人工知能」だからなあ。)
第4段階:承認欲求
AIが遂にノーベル賞候補ノミネート。医学、化学、物理学賞の栄誉に輝く?
(これからAIは、パンデミックなど人類の重大脅威をAIの成長で解決するに違いない。まず喫緊は世界中大混乱の新型コロナウィルス撲滅。世界中からのSNSで「いいね!」称賛。)
第5段階:自己実現の欲求
AIによる慈善事業活動などの社会貢献が続々と・・。(くれぐれも悪事への貢献に使われないように祈りたい。)

AIが コロナころりの 平和かな

うーんAI、こんな成長辿るかなぁ。性能予測と違って少し怪しい。マズローさん如何でしょう?
それはさておき、AIがその能力を発揮して新型コロナウィルス撲滅を成し遂げた暁に、世界各国からの推薦で「ノーベル賞受賞か!」となったら、その時は、筆者も喜んでスウェーデン王室に推薦状を書きますよ。
「AIが コロナころりの 平和かな」えっ?こんな川柳じゃあ推薦状になりませんって(笑)。

なお、AIに興味を持たれた皆様には、三菱電機がアップしているAIサイトが分かり易くて面白いです。
三菱電機 AIサイト「Hello、AI」

MINDメールマガジン
「With MIND」ご案内

三菱電機インフォメーションネットワーク(MIND)が、多くのお客様の声にお応えして、メールマガジンを始めました!
MINDメールマガジン「With MIND」は、最新トレンド、新製品・サービスなど広いテーマ情報をお届けします。
きっとお客様の仕事の質の向上に繋がる気づきがありますので、ぜひご登録ください。

  • MINDが行う、オンライン/オフラインのイベントやセミナーの開催情報をいち早くご案内いたします。

  • MINDの製品・サービスのご紹介や、新製品のリリース案内、キャンペーン情報などをご案内いたします。

  • 市場トレンドや、業務改善のポイントなど、今知っておきたい情報をお届けします。
    ひと息つけるコンテンツも!