2009年10月20日
三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社(取締役社長 増田 幹夫)は、企業でやり取りされる膨大な電子メールを長期間保管し、必要な時に迅速に確認できるメールアーカイブソリューション「LogAuditor Mail Saver(ログオーディターメールセーバー)」に、検出漏れ、過剰検出が少なく、高精度に機密情報を含むメールを検出し、人手による検索絞りこみ作業を軽減する「機密メール検出オプション」を2009年11月4日より販売致します。
新製品は10月28日からのITpro EXPO 2009(会場:東京ビッグサイト)に出展します。
製品 | 主な仕様 | 標準価格(税込) | 発売日 | 販売目標 |
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LogAuditor Mail Saver 機密メール検出オプション |
機密メールの 自動検出 |
472.5万円より | 11月4日 | LogAuditorシリーズ 年間100システム |
※価格は、LogAuditor Mail Saver本体製品を含む
情報漏えい対策として、電子メールについても、社外との通信の証跡として、長期保管および、監査等での対象メールデータの取り出しが必要になってきています。特に、重要度が高い機密情報を含むメールについて、効率よく参照できる検索機能が求められています。膨大な電子メールを圧縮蓄積し、高速検索、集計を提供するメールアーカイブソリューション「LogAuditor Mail Saver」において、「機密メール検出オプション」を新たに追加し、機密メールの検出、検索作業を効率化しました。
LogAuditor Mail Saver「機密メール検出オプション」は、以下の特長があります。
1.キーワードと学習型フィルターによる機密メールの高精度分類
機密に関するキーワードを事前に一括設定できる正規表現フィルターによる検索絞りこみ、機密と非機密に分けて登録した電子メールから出現頻度の高い文字列(統計的特徴)を学習する統計モデルフィルターを併用することにより、従来選別できなかった、機密メールと内容が類似した非機密メールとを高精度に分類します。
2.機密メールの迅速な検索絞りこみ
「機密メール検出オプション」では、社外/社内間の送受信メール(同一ドメイン内外)の判別、正規表現フィルターによる機密に関するキーワードの有無、および、統計モデルフィルターによる統計的特徴からの機密メールの区分を検索結果に表示することで、人手による作業を軽減し、迅速に機密メールを絞りこめます。
3.「機密メール検出オプション」の評価実績
内部/外部の送受信メールをアーカイブする環境で、正規表現フィルターにて検出した内部メールを機密サンプル、機密情報を含まない外部メールを非機密サンプルとして統計モデルフィルターに学習させ、約1万4千通の電子メールを対象として検出評価を実施しました。「機密メール検出オプション」は、全機密サンプル中、検出しなかった機密サンプルが1%しかなく、検出したメール中、非機密サンプルが2%しかなく、検出漏れ、過剰検出の少なさを確認しました。
項目 | 内容 | |
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対応メールサーバー | ジャーナル機能などでメールを蓄積できるPOP3に対応しているサーバー Microsoft® Exchange Server 2003(SP1, SP2)、 Microsoft® Exchange Server 2007 |
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受信した電子メールをコピーし、LogAuditor Mail SaverサーバーにSMTPで送信できるサーバー | ||
Java環境 | Java 2 Platform Standard Edition 6.0 Update14 | |
サーバーOS | Microsoft® Windows Server® 2003 R2 Standard Edition SP2 | |
サーバー ハードウェア |
CPU | インテル® Xeon® プロセッサー(3GHz)以上 |
メモリー | 2GB以上 プロセッサー・コア数が2以上の場合、+1 毎に+1GB以上 |
三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社
計画部 販売推進課
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